サバイバル登山家



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タイトルがあたりですね

元へたれビギナー登山家のわたしにとってはかなり強い衝撃を与えてくれた1冊です。登山にはいろいろなタイプがあります。シェルパに荷物を運んでもらって、それこそありとあらゆる器材をもちこみ、チームで頂を目指す登山。単独でできるだけ荷物を切り詰め頂上を目指す登山。作者の服部文祥は登山家としてそれなりのキャリアを積みながら、後者のタイプを選択しました。食料すらも極力現地(山)で調達、頂を目指す登山です。天候や食料の調達、時には熊に脅え、また自分の欲求と戦いながら、登山をする姿は文章の上ではややこっけいですが、非常にリアリティがあります。海外でもサバイバル登山にチャレンジしたいということなので、第2弾に期待です。原稿が登山雑誌に掲載されたもののためか、文章がややこなれていない印象を受けました。よって、満点から星をひとつ減らして、4点にしました。
リアルさがすごいです。自分は「生きる」ということを本当に理解しているのだろか?考えさせられます。

生々しさが、まるでそこにいるような気分にさせてくれます。
でも、自分は暖かい部屋の中で良かった、なんて変な安心感を感じてしまいました。
リアルさが凄いです。
「黒部に入るといつも場違いな気分に包まれる。それは自分の生命があまりに無防備であるということをリアルに思い知らされるためだ。自分が、血と肉となまぐさい内臓を皮膚という柔らかい袋に詰め込んだ装置にすぎないことが、黒部ではばれてしまうのである。ちょっとしたミスや大自然の些細な衝撃で袋はバシャンと割れ、僕は簡単に死ぬ。」
ぜひ、ぎりぎりの世界での仮想現実をこの本の中で体験してください。自分の命とは何なのか、その意味が見出せそうです。
人によっては自傷行為にも感じるようなサバイバル登山記

 《気がついたら普通だった。それが僕らの世代の思春期の漠然として重大な悩みである。おいしい食べ物や暖かい布団があり、平和で清潔だった。そして僕らはいてもいなくてもかまわなかった》(p.25)《環境が満ち足りているのに、何もできないというのは恐ろしい。それはダイレクトに無能を証明するからだ。少なくとも旧い世代が思うほど僕らの世代は楽じゃない、と僕は思う》(p.28)。なんてあたりはいいですね。率直で。若書きの良さが出ています。p.35のフリークライミングの思想を語るところなど「ちょっと美化しすぎだし、違うと思うぜ」といいたくなるような部分もあるのですが、それでも全部をひっくるめてイイです。

 人によっては自傷行為にも感じるようなハットリ・ブンショウさんのサバイバル登山記は、ハッとするような美しい機能美あふれた行動の記録が満ちあふれています。たき火の算段の仕方など、実際にやってみたくなるような、その行為自体が生命感に満ちていますし、なんといっても現地調達を基本とする食料の核となる岩魚釣り!空腹に耐えて釣りあげ、自分で起したたき火であぶった岩魚の味!

《岩魚を一匹だけ焼いて食べた。泣き出したくなるほど旨かった》(p.56)なんてあたりは感動しました。
なぜ人は山に登るのか

なんとも凄まじい山行をする人がいるものだ。 サバイバル登山はある意味で、8000m級の登山よりも厳しい部分もあるのだろうと想像する。著者はなぜ食料を持たないで自己調達のルールを自分に課すのだろうか? そのくせ、山中で出会った人からのおすそ分けを期待したり、下山後の食事を夢想したりするのだ。その心理は人間らしくて解りやすいし、正直に書いていて好感も持てるが、ぼくは、そのあたりの分裂気味な考え方や、心理をもっと書き込んで欲しいと思う。山行記録形式の今回の本は、それはそれで一気に読んでしまったが、激しい登山の記録を読めば読むほど、なんで、そんなことやってるの?と、素朴な疑問にとらわれてしまう。
人生観や世界観を散りばめたエッセー風の文章も読んでみたいと思った。
人間は気取っても、獣の一員に過ぎない

全く別の本を探していたとき、表紙のふてぶてしい笑みを浮かべた筆者の写真が目に飛び込み、思わず購入しました。
筆者の生い立ちから、学生生活、なぜサバイバル登山家になったのかが文字は多くページ数にボリュームがあるにもかかわらず、非常に面白く語っていたため、数時間で読み進めることが出来ました。読み終えての印象は、人間は極限状態に置かれたとき普段どんなにオシャレをし、気取っていても獣のように食料をむさぼり、獣のように五感が研ぎ澄まされるのだ。私も登山やキャンプをこよなく愛する一人だが、これらとは似て非なる真剣勝負に挑んでいる姿が活字ながらも鮮明に想像できる本でした。
最後に、星一つを減点した理由は、登山用語が非常に多いにも関わらず、脚注がついていなかった点。登山シロウトの方の為にも付けて頂きたいです。



みすず書房
闇を歩く (知恵の森文庫)
山頂に立つ―登山家たちのサバイバル (扶桑社セレクト)
われ生還す―登山家たちのサバイバル (扶桑社セレクト)
垂直の記憶―岩と雪の7章
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