武富士創設の研究史書として活用できるかも?
消費者金融最大手『武富士』の創設者,今は亡き武井保雄氏の記述として,娘婿の筆者が語る貴重な史書として,研究資料としても活用できる文献と言える.正直な感想は,それ以上に経営者としての視点,儲けの極意を生々しく描いているところが読んでいて非常におもしろかった.
別の視点として,消費者金融なる業界が我々のイメージほどダーティーではないことを垣間見ることもでき,ビジネスの視野が広がったように感じた.イメージ先行の業界分析,知らない業界は何らかの文献を通して再確認することの重要性を痛感できたかな.
金儲けをしている人のマインドがわかる本
経営者や会社の功罪はともかく、財を成したひとというのは、いかに金・権力・女に貪欲かが垣間見れる本だと思います。 財を成すことは簡単だけれども、それを持ちつづけることは難しいということが当著にかかれていますが、この会社の経営者の個性がいかにそのことに長けているかを学ぶことができます。おもに精神論で述べられており、学術的・理論的な本ではありませんので、そう言う面で期待して読むべき本ではありません。
ポケットブック社
武富士 サラ金帝国の闇 武富士 サラ金の帝王 (講談社プラスアルファ文庫)
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